コケ

朝、花粉症と雨のせいで頭がぼーっとしたまま地下鉄を降り、とぼとぼと階段を上り地上に出た瞬間、コケました。両膝を激しくコンクリに打ち付けました。ヘッドフォンは吹っ飛び、鞄もズボンもびしょ濡れ。3秒ほど途方に暮れ、立ち上がる。少し恥ずかしかったけれど、ぼーっとしてて周りの目はあまり気になりません。で、またとぼとぼと会社へ向かう。

ここ何年か振り返ってみると、僕はだいたい駅でコケています。駅には人がたくさんいるので恥ずかしさも倍増です。ではコケたときどうすれば恥ずかしくなくやり過ごすことができるのか。それは「同情をさそう」です。すぐに立ち上がってノーダメージをアピールしたり、苛立ちをあらわにしてなにか言葉を発するとかはNGです。ダサさを笑われます。「大人なのにすっころんでしまいました。今、ものすごく痛いです。」という雰囲気を漂わすことで周りから「あーぁ、かわいそうに。。」という同情をさそうのです。そうするとまず笑われる可能性は低くなるでしょう。また、さほど重症は負っていないことを現せば手を差し伸べられるようなことも避けることができるでしょう。

無意識の行動でしたが、今朝の僕のとった態度は上記を踏まえたものだったと思います。世間の目をやたら気にするわけではありませんが、ただでさえコケて痛い思いをしているのに、さらに横切り様に笑われるなどの痛い思いはしたくないと思うのです。まぁ今朝は笑われなかったかどうかは確かめてないですけどね。