セルゲイ・ラフマニノフ

今日は会社を早引けしてN響の定期公演へ。今日の演目はシューマンのチェロ協奏曲とラフマニノフ交響曲第二番です。どちらについてもあまりよく知らないのですが何はともあれ聴きます。チェロも良かったですが、僕は断然ラフマニノフが好みでした。
ラフマニノフ1873年のロシア生まれ。ピアノがとっても上手で西欧の音楽を模範にがんばっていた人だそうです。1901年、28歳のときに書いたピアノ協奏曲がヒットしてそこからガシガシ創作していくと。その音楽は何となく和音が切なくグッとくる感じ。なんというかジャジーなのです、コードワークが。古典的な曲にはない感じだなぁと思います。ラヴェルドビュッシーを聴いたときにも同じような「グッ」がきたのですが、三人ともほぼ同年代で1800年代終わりから1900年代前半くらいの人。業界ではいわゆる異端とされていたようですが、それぞれに新しいことにチャレンジしていたのでしょう。今日聴いた交響曲第二番は33歳頃に書かれたものだそうですが、泣かすところで泣かし、決めるところで決めています。

クラシックは奥が深すぎてどこから聴いたらいいのか分からないとずっと思っていたのですが、とりあえずひたすら聴きまくればだんだん見えてくるし面白くなってくるなぁとうれしくなりました。