N響

サントリーホールでの定期公演を聴きに行きました。ベートーベンのピアノ協奏曲「皇帝」とR.シュトラウスの「英雄の生涯」という曲の二本立てです。サントリーホールは舞台の後ろ側にも席があり、今日はその真ん中の一番前という初めての体験でした。もう金管楽器と打楽器のすぐ後ろで、トランペットの発音時の微妙な唾の音が聞こえたり、ティンパニの楽譜は目で追いながら聴けてしまう近さです。ティンパニの人、曲が盛り上がってくると耳が赤くなっていきます。スネアの人は花粉症をまだ引きずっているな。あ、ホルンの人今ちょっと首かしげた。細かいところまでよく見えます。指揮者の表情もよく見えます。目線、口、表情、手足が絶えず動いています。盛り上がるとちょっと飛び上がります。声出して歌ってます。同じオーケストラでも指揮者によって音が変わるのも納得できるなぁと思いました。音のバランスは当然前から見た方が良いとは思いますが、臨場感という意味ではここに勝る席は無いと思いました。